ホーム > 高額査定のポイント > 事故歴は隠さない


事故歴は隠さない

事故歴は隠さないの画像

自分の愛車を売る場合は誰しもが1円でも高く売りたいと思うものです。

ですから損傷した車の事故歴の様な査定価格が低くなると思われる様な要素は、出来るだけ隠したいと思う心理が働きます。

これはある意味仕方の無い事かも知れませんね。

査定士

しかし、事故歴は隠していてもベテランの査定士が車を調べればすぐに分かります。

査定士はその為に中古車買取専門店やディーラーに雇われているのですから、それが分からない様なら職務怠慢です。

査定士はオーナーから申告が無かった損傷の修復跡を見付けた場合、1ヵ所あればその他の場所も怪しいと考えます。

特に修復跡のある周辺は他にも修復個所があるのではないかと考えるのが、査定士の常識だと言われています。

従って、その様な修復跡を見付ければ査定はより厳格になります。

査定士は実車査定をする時車を見ると共にオーナーも密かに観察しています。

このオーナーは信用出来ないと思えば後のリスクを考慮して、査定価格はその分低くする事もあります。

事故歴と中古車価格

事故歴と言っても中古車の査定で査定価格に大きな影響を与えるのは、車というひとつのメカの根幹に関わる重要な部分の事故歴です。

この様な車の基本的な性能に影響を及ぼす恐れのある部分に損傷を受けた中古車は、再販売をする時に「修復歴車」と明示する事になっています。

基本的な性能に影響を及ぼす恐れのある部分というのは、査定のマニュアルで定められています。

一方それ以外の部分の修復歴は査定価格にはそれほど大きな影響は与えません。

いずれにしても事故歴は隠しても査定士が調べればすぐに分かりますし、事故歴を隠していると心証が悪くなるので得する事は何もありません。

中古車の査定というのはマニュアルに基づくクールな部分もありますが、かなり人間臭い部分もあるのは事実です。

これは何も中古車の査定だけに限りませんが、人間が介在する仕事というのはそれがどの様なものであっても当事者同士の人間関係が結果を左右します。

ですから中古車の査定に際しては査定士との間に信頼関係を作るのも高額査定のコツです。